大腸内視鏡検査を受けてきました
ナスです。今回は技術とは離れて健康について書き残しておきます。
昨年、健康診断を受けたんですが、初めて便潜血検査で要検査判定が出ました。これまで特定の項目で要検査や要経過観察判定は毎年出ていましたが、便潜血って聞くとさすがにいろいろ心配になりましたね。検査は大腸カメラですが、初めての経験でしかもわりと大変だったので、誰かの参考になればと思って書きます。
検査1週間前
いろんなブログで大腸カメラ検査の経験を書いてくれてる人がいたのでざざっと見てみると、前日夜からお尻から水が止まらないとか1時間ごとにトイレにこもるとかの話がたくさんありました。私は家から検査を受ける病院まで1.5時間かかるので、 こりゃ電車で漏らすな…と思い、検査前日から個室に入院させてもらうよう病院にお願いしました。選択肢としては下記の3つですね。
- 検査前日から入院する
- 頑張って電車で漏らさないよう我慢する
- 大人の紙おむつをはいて当日電車で行く
検査前日
11時から入院受付で事務手続きを済ませて病室に入りました。検査前日から食事制限が始まります。食べちゃダメなものとして、食物繊維の多い野菜、脂っこいもの、海藻などがあります。ただ入院しているので、その辺りは病院側が管理してくれて食事が出されます。
で、病室に入ってしばらくして12時になって昼食の時間になり、出た食事がこれです。ここから自分との戦いが始まりました。
うん、おやつと間違えてるのかな… さすがにこれではお腹が満たされないな…
でも看護師さんに聞いたらこれが昼食だというので、美味しくいただきました。食べた気がしないですけどね。
で、病室でしばらく仕事してたら、3時のおやつが運ばれてきました。
わー、久々のビスコw しかもジュース多いなw が正直な感想でした。もう昼食とおやつが入れ替わっててもわかりませんね。水やスポーツドリンクは飲んでもいいとのことだったので、おやつ以降は水を飲んで空腹をしのぎました。
6時に夕食がきました。暖かいどんぶりが来たので、やったーお米ー!って思ってふたを開けたらこれです。
ものすごいショックでしたね… この時ほどお米粒が恋しいと思ったことはありませんでした。
服薬の始まり
夜8時から薬というか腸を綺麗にする飲み物や下剤を飲み始めます。最初はスポーツドリンク的な飲み物でした。
ちょっとレモンっぽい風味の味で美味しかったです。というかたぶん何を口にしても美味しく感じる状態だったと思います。続けて9時くらいに緑色の錠剤の下剤を飲みます。名前は「ヨーデル」。なかなかのネーミングやなと思いましたね。
で、9時半頃から、お尻から茶色い水が際限なく出てくる状態が始まりました。お腹は痛くないです。ただお尻から茶色い水が出るだけです。だいたい30分から1時間ごとにトイレに駆け込みました。寝てる間も1,2時間ごとに便意を感じてトイレにダッシュです。もうすっきり寝られませんでした。
検査当日
朝起きてしばらくすると看護師さんが1Lの飲み薬を持ってきました。モビプレップです。
これを1時間かけてゆっくり飲み干します。薄味で美味しかったです。もうなんでも美味しかったと思います。
そこからもお尻からの水は止まりません。この時に、入院の選択肢を選んでよかったと心から思いました。絶対電車で漏らしてた自信があります。
しばらくしてお尻からの水が透明になったことを看護師さんに見届けてもらい、検査の準備が完了です。
検査
お昼の2時半くらいにようやく検査の順番が回ってきました。お尻の部分がパカっと空いている紙パンツに履き替えて検査の部屋にいきます。
左を向いて体操座りした格好で寝た状態で検査されます。最初に肛門周辺とちょっと中までゼリー的な何かを塗られます。これがすでに気持ち悪い… そしていよいよカメラの挿入です。
肛門入り口通過時は気持ち悪かったですが、その後は腸の曲がり角通過する時だけ弱い腹痛みたいなのが来たくらいでほとんど苦しさや痛みはありませんでした。自分で自分の腸の中の画像を見ながらグリグリされます。だいたい15〜20分くらいで検査終了です。
検査が終わって病室に戻ってしばらくすると担当医の方が報告に来てくれました。結果は異常なく腸も綺麗でした。健康診断の便潜血は、肛門付近できつく拭きすぎたか何かで出血したんでしょうね、とのことでした。
で最後、検査を頑張ったお礼に昼食を持ってきてくれました。
このさけ雑炊がものすごく美味しいかったです!もう本当にお米を食べられることに感謝です!
まとめ
自分の腸の画像を見ることはなかなかないので貴重な体験でした。
でもできることならあまり何回も体験したくないので、これからは優しくお尻を拭こうと思いました。