初 JANOG 参加のレポートです(まとまってませんよ
運用の現実は厳しいと感じる事が多いです、那須です。
今日は業務の合間に JANOG44 に参加してきました!(運用テストしながらだったので話 8 割くらいしか聞けませんでしたが
JANOG 自体は前から気にはなってたんですが、毎回行くのツライなーと思ってました。
今回はどこかなーと思ったら地元の神戸じゃないですか!!
ということで、即申し込んで行ってまいりました。
ちなみに、参加したセッションは↓これだけです。
うん、いろんな意見が聞けそうなコンテンツですねw
これはレポート的な記事ですが、まとめられる自信がないので雑にメモや記憶をたどって書き残します。
聞いた内容の簡単なまとめ
仕事しながらなので、ところどころ内容が抜けてますが、雰囲気はつかめるかなと思います。
最初は波田野さんの話
スライドは↓こちらです。
2019-07-26 なぜ運用自動化が必要なのか — OpsLab
平均年齢が上がっていってる状態で人力だけでやろうとするとみんな倒れる、だから自動化は不可避、というのは本当にそう思います。 波田野さん的に言うと、人の手で GUI で運用手作業にこだわっていいのは中学生まで、的な(言ってるところは聞いたことないけど
聞いててなんだかきついなあと思ったのはこれ。
- 運用担当者は自分たちで目標を立てて自分たちで進んでいる状態
- でも経営層は現場から何も聞こえてこない、と言っている方が多い
結局やってることがどんなによくても、コミュニケーションを積極的にとってお互いの考えを共有できてなければ何もうまくいかないってことですよね。
横地さんの話
小さなことから自動化しよう、という話。だけど、
- 小さいって何が?時間?台数?リスク?難易度?
人や組織によって何が重要なのか?何が大きくて小さいのか?は全然違うんだなって話聞いてて思いました。
でもそれを決めないと前に進みにくいので、分類&アセスメントしてスコアリングするってのは 1 つの進め方の例としてはわかりやすいものでした。
普段の業務でスコアリングすることがなかなかないのでイメージはしずらかったですが、これをやることで同じ組織の人が見れば誰でも共通認識持って判断できそう、とは思ったり思わなかったり…
ちょっとやってみないとなんとも言えないなーというのが正直な感想です。
でも、とにかく思いつきでの自動化はやらない、というのは確かにそうかもとは思いました。
長久さん
janog44_190717_nagaku.pptx - Google ドライブ
理想と現実を接合するのがマネージャ、中間管理職である。
運用現場がつつがなく回るようにチームを作る人がマネージャ。
えらそうにするだけのマネージャはいらん、ユーザが気づいてから改善するのではなくその前に気がついて改善できるようにするのがマネージャの仕事、というなかなか心の通った話だと感じました。
そして、現場は現場で自分たちが何をやっているのかを分析しないとだめ、というのは個人的には重要かなと思います。 現場が何やってるか説明できないなら誰もそれについて判断できないよね?ってやつですよね。
長久さんのマネージャの立場に対する考えは初めて聞く内容も多く、なんか惹きつけるキャラクターだなーと今日思いました。
運用に凝り固まった考えだけではなく、アジャイル界隈のプラクティスが運用でも参考になる、との話はちょっと興味あって、
- 成長のために数字を使う
- 数字は他者や他チームとの比較に使うものではない
ってのも自分にはひっかかって、これ子育てにもそのまま当てはまるなって考えてました。
このあたりから濃い話になってきて、
- そもそもプレイングマネージャーはマネージャではない、ただのプレーヤーだ!とか
- マネージャでも勉強は必要。でないとマネージできないしそれが妥当なのかの判断もできない、とか
- マネージャがメンバーを育てるだけではなく、メンバーがマネージャやお客さんを育てる観点も大事
- マネージャがすべてのロールを担当する必要はない。不得意な分野はメンバーにまかせるか別のマネージャを立てるかしたほうがいい
的な感じでしたけど、これできてる組織ってあるのかな?ってくらいハードル高いな… でもこれくらい目指さないといい運用できないのかもな、って考えてましたね(運用テストしながら
会場の人たちとのディスカッション
白熱してたのでメモが難しかったですが、ざっと箇条書きで書くと、
- 自動化したらすごい人減らされたんだけど…
- そもそも運用に情熱を注ぐ分だけ失敗する。成功って何?
- そもそも開発と運用でなんでわかれてるの?
- うちは人が多いから。部署が別れてるから。
- うちは人が少なくなってきたのでマージした
- つ~かなんで運用チームはお金ないの?
と、なかなかリアルな実情をさらけ出して話してたのでその場で明確な答えは出なかったように思いますが、こういう体験談や疑問って確かに重要かも、、って思ってました。
あとは、
- そもそもその業務、いるの?
- 自動化するかどうかじゃなくてなくそうとしないのはなんでなの?
- 無駄な業務は減らすところから始めましょう(RPAの話と同じですよね?
という仕事ごっこに通ずる内容とか、
- 運用の人もアジャイル勉強しろ
- この本いいぞ→「LeanとDevOpsの科学」
- jupyter notebook化するだけでも全然違う
というさっぱりわからん…みたいな内容とかもあり、これだけでも参加してよかったと思える内容でした!
今日の内容は会社に持ち帰って共有しろ!ちゃんと話せ!
ということを強調されていたので、文書化するだけだとそれで終わるぞ!というメッセージかなと思ったので、近々誰かとこういう話をしたいなーと思います。
が、正直トリガーのかけかたが難しい気がしてて悩んでますw
まとめ…られる気がしないw
たった 1 つのセッションしか出てないのにこの濃さヤバイな…というのが正直な気持ちです(語彙力…
そのへんのイベントとはまったく違う空気で私は面白かったので、(場所が近ければ)また参加しようと思いました。
JANOG のコンテンツって本当にいいものばかりだと思うので、参加できる方は是非参加してみてください!